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⒈お前はだれやねん|和泉市から未来を照らす挑戦の始まり

  • 執筆者の写真: ryuki7
    ryuki7
  • 5月12日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月13日

初めまして。株式会社Radical Shine(ラディカルシャイン)代表の宇野山 隆貴(りゅうき)です。

生まれは大阪府岸和田市。あのだんじり祭りで有名な場所で、毎年あの熱狂の中を走り回る…どころか、途中で抜けて屋台でイカ焼きを買って食べるのをメインに考えていた子どもでした。今回はそんな僕がどうして福祉の会社をしているのかを、昔話を交えながらお伝えしたいと思います。


わんぱく坊主

小学生の頃、学校から家まで徒歩30分という遠すぎる通学路に、祖母と母が頭を悩ませました。結果、学校から徒歩3分の場所に住む祖母が「専属送迎係」を買って出てくれることに!こうして僕は、毎朝祖母に迎えられ、VIP待遇で学校生活をスタートしました。

ただし、朝が苦手だった僕はというと…祖母が迎えに来てもまだ夢の中。

抱っこされてリビングまで運ばれ、寝ながら朝ごはんを食べるという究極の朝活(?)をこなしていました。車に乗るとさらに爆睡し、祖母の家で目を覚ます頃にはすっかりエネルギーチャージ完了!学校に着くやいなや、元気いっぱいに友達と遊び回っていました。

しかし、そんな僕にとって唯一の悩みの種、それが 宿題。

宿題は僕の中で「この世に現れた大魔王」でした。

遊びたい僕にとって宿題は、ドラゴンボールの悟空でさえ「やっぱり戦いたくない」と言い出すレベルの敵だったのです。ランドセルを放り投げ、毎日外で泥だらけになるまで遊んだ結果、翌日は案の定…居残り。

窓の外から聞こえる友達の楽しそうな声は、僕にとってエサの前で「待て」をされている

犬の気持ちになり、よだれが止まりませんでした。

「なんとかこの地獄から逃げたい…」

そんな思いに駆られた僕が小1で編み出した禁断の技。

それは、「ばあちゃんに宿題をやってもらう」

ドキドキしながらお願いすると、祖母はまさかの即答で「いいよ」と。あまりの即決ぶりに「ばあちゃん、実は宿題やりたくてウズウズしてたんじゃ…?」と思ったほどです。

ただし、ここで一つ問題が。祖母が完璧すぎると先生にバレる危険がありました。


必殺!宿題マニュアルの技

そこで僕は祖母に細かい技をお願いしました。「全問正解はダメやで」「字は汚く書いて」「できれば左手で!」その結果、祖母は見事に「プロの手抜き技」を披露。

宿題は適度に間違え、字も適度に汚いという完成度で、僕は一瞬「ばあちゃん、宿題職人になれるんちゃう?」と思ったほどでした。

しかし、割り算が始まった頃、僕はまだ掛け算すら怪しい状態。「宿題脱出大作戦」は、まるでお化け屋敷で「絶対ビビらない!」と意気込んだ瞬間に自分の影に叫び声を上げるような、自滅系のオチでした。

ある日、先生が「なぜ宿題は完璧なのに掛け算ができないのか」と不思議に思い、母を学校に呼び出し。「宿題ではできているのに、口に出して掛け算を言うのが苦手みたいです」と言われた瞬間、僕の背中と額には冷や汗が滝のように流れ水たまりができていました。

お釈迦様でもキレるレベルの状況でしたが、なんとか乗り越えました。


ばあちゃんの優しさに支えられた日々。でも、彼女自身も助けを必要としていたことに、

幼い僕は気づいていませんでした。その経験が、どうして僕の福祉への想いを育てたのか



次回、ばあちゃんの強さと葛藤に触れながら、僕が目指す未来を語ります。

 
 
 

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